いよいよ待ちに待った春が、住宅型有料老人ホームサンヒルズ　ヴィラ・アンキーノにもやって参りました。四季の中でも一番多くの花が咲き、澄み切った空気の中で自然の息吹を肌で感じる事が出来る季節です。

  先日まで丁度春休みで、アンキーノに併設するデイサービススタッフのお子さんが、お母さんと一緒に出勤しチャイルドボランティアとして活躍してくれました。この4月に小学校2年生になった男の子ですが、デイサービスで働くお母さんの背中を見ながら、洗濯物を畳んだり、お年寄りの方とゲームをしたりお話をしたりと楽しげに飛び回っていました。その姿を見ながらご利用者の方も目を細めながら、孫を見るような優しい眼差しで関わってくださっていました。どんな教科書よりも活きた教材となり、人の温もりや優しさを小さなうちから学んでくれる事と思っております。核家族が多いこのご時世ですので、おじいちゃん・おばあちゃんと触れ合う機会の少ない子供にとって、勉強や昔話や生活の知恵など教えてもらいながら、お年寄りを労わる気持ちや感謝の気持ち、また、老いても障害を有しても人として等しく、認め合い助け合う事の大切さを肌で感じてくれると思っております。優しい子に成長する姿をご利用者様と一緒に、これからも見守っていきたいと思います。
これこそが、当法人が目指そうとする共生社会の一つだと思います。

   さて、アンキーノに隣接している大津谷公園の桜も、今年もまた大変綺麗に咲きました。寒暖の差もあってか長い間、見学者の目を楽しませてくれましたので、住人の皆様も何度も散歩しながらお花見を満喫しておられました。地域の婦人部の出店もあり、花見客や家族連れなどで公園は大変賑わいました。

   また、4月12日には法人本部でチューリップ祭が開催されます。昭和51年に法人が設立し、利用者・家族・地域の方やボランティアの方々に支えられ、今年で38年目を迎えることになりました。毎年感謝を込めて4月に盛大にチューリップ祭を実施致しております。アンキーノの住人の皆様もとても楽しみにしておられますので、私たちスタッフも一緒に楽しみたいと思います。